ドングリから芽がでた話と忘れないようにしたいと思ったこと
去年の秋に子どもとドングリを拾った。
クヌギやコナラ、スダジイ。
拾ってきたドングリをベランダのプランターの土の上に蒔いた。芽が出たらいいなと思って。
あれから半年、ずっと死体のように転がってた彼らから芽が出てきた。
硬い殻の隙間から白い根が伸びて土に刺さる。しばらく土の中に伸びた後、同じ隙間からよっこらしょと茎が起き上がる。
半年間何の変化も無く転がっていただけなのに、ちゃんと生きていたんだよね。ずっと、春を待っていたんだよね。
ドングリから芽が出た。
ただそれだけのこと。
だけど、小さな幸せをくれました。そうだったこういうのが好きなんだよね、私は。
自分が何に感動するか、大事にしたい。
自分が何を好きか、何に感動するのか、日々のやらなくてはいけないことに追われて忘れそうになる。
ただ食って、寝て、起きて、食ってだけの生命体にならないように。
あと私が好きなことは何か。
夜、ベランダから月を見ること。
今の時期、夜風を受けながら月を眺めるのは気持ちいい。
体の中を風が通り抜けていく。
水の中に潜ること。
ダイビングやシュノーケリングで海の中に入って行くと静かな世界に包まれる。
日常の雑音から、人との会話から解放される唯一の時間。
裸足で土の上を歩くこと。
普段できないけど、裸足で外を歩くのは気持ちがいいのです。
寝っ転がって空を眺めること。
雲の動き、空の色、変化し続ける様子をただ眺める。
普段出来ないけど好きなことを並べてみた。
覚えておこう。隙があったらやってみよう。全部は出来ないけれど、月や空を見るくらいなら出来るよね。
生活に流されないように、日々の作業に巻き込まれないように、大切にしよう。
バムとケロの絵本
バムとケロの絵本シリーズ
友人に頂いたこの絵本、今4歳の息子がドはまりしています。
20年以上も前に出版されたこの絵本、有名な本なんですよね。
私が知らなかっただけなのですが、私も今とても気に入ってます。
表紙の絵だけでは私は多分手には取らなかったと思うのです。
バムの顔がそんなに好みのタイプでは無くて。。
なので、プレゼントとして頂けなければ読むことは無かったかも。
この絵本の素敵なところは、隅々にまでこだわって描かれた絵が楽しくて可愛い。開く度に新しい発見があり、子どもはもちろん大人も楽しめます。
主役以外の小さい登場人物を見ているのも面白い。
「さっきのこのワンちゃん今度はここんでドーナツ食べてるよ」とか
「このネズミちゃん、あの時のねずみちゃんかな?」
子どもとの会話が沢山広がります。
絵本を子どもに沢山読んであげたほうがいいとはよく言われるけれど、親が好みでは無い本を延々と読むって苦行です。私はそうです。
子どもが生まれた時も沢山絵本を頂いて、ありがたい事なのですが、何回も読んだ本て限られている。
だからこそ親子揃って気に入った本に出会えると、とても嬉しい。
ちなみに夫も気に入ってます。
息子は図鑑以外はあまり自分で音読しないのですが、バムケロシリーズは大きな声で音読しています。
まだ全種類揃えてないのでちょっとずつ揃えたいなと思います。
予想外に素敵な本に出会えるととても嬉しい。
英語版もありました。日本語版と英語版を持ってても楽しそう。
子育ての理想と現実
子どもがいなかった頃、
子どもができたらやりたい事を想像してた。
手作りのお菓子に手作りの服。
栄養バランスを考えた食事。
テレビはあまり見ず、一緒に絵を描いたりする。
絵本も沢山読んであげたい。
手を繋いで散歩して、お話しながら食事する。
実際は、
毎食何作るか考えるのがめんどー。
服はお下がりがほとんど。
部屋はいつも散らかっていて。
布団もまめに干してない。
栄養とかあまり考えず、保育園で沢山食べてるからいっか、となり。
YouTubeを見せながら私はしばし休憩。
理想とだいぶ違うけど、息子は今日も私の背中に飛び付いてくる。
おんぶしながらぐるぐる回って布団に落としてあげる。
それだけでキャッキャッ笑ってくれる。
だからいいっか。
今日も1日頑張ったよね。